虫歯とは、虫歯菌(ミュータンス菌)の出す“酸”によって歯が溶けた状態のことをいいます。特に生えたばかりの歯の表面は未熟なため、すぐに虫歯になってしまいます。
永久歯がすべて生え揃う12~13歳までは“フッ素塗布”による虫歯予防をしていくことをお勧めします。
虫歯ができるまで







- 歯垢が歯の表面に付着し、糖質から酸を作り出します。その酸が、歯の成分であるカルシウムやリンを溶かして歯をもろく、スカスカにしてしまいます。
- 食べ物に含まれている糖質(特に砂糖)は、ミュータンス菌が酸を作る材料に使われます。甘いものをよく摂る習慣のある人は、歯の表面が酸にさらされる時間が長いため、むし歯になりやすくなります。
- エナメル質や象牙質の状況(=歯の質)によって、むし歯になりやすい人もいます。特に乳歯や永久歯が生えたばかりの子どもは注意が必要です。

- 酸に対して歯の質を強くする(耐酸性の向上)
- 溶けかけた歯をもとに戻す(再石灰化の促進)
- 虫歯菌の活動を抑える(抗菌作用)